横手台・永田台・武蔵台の住環境を良くする会のその後の経過――第1回総会

「横手台・永田台・武蔵台の住環境を良くする会」(略称=住環境を良くする会)に関するその後の進展について書きます。昨年11月23日に開催された発起人による「横手台・永田台・武蔵台の住環境を考える集い」以降、正式な組織として「横手台・永田台・武蔵台の住環境を良くする会」が発足し、23日以降に入会した約70人の会員によって活動が継続しており、関係各方面への働き掛けも強化されています。23日以降の出来事を時間を追って紹介します。

ニュース第1号発行まで

 11月26日、文化新聞に「温浴施設計画が浮上 手つかずの小学校用地 市・西武・自治会の三者協議」という一面に大きな記事が出ました。横手台地区以外にこのことに関する情報が流れたのは、これが初めてでした。23日に準備会による「集い」が開かれ広報活動が始まったので、これに先んじる動向をまず紹介する必要性があったからと思われます。
 平成13年の公共用地として日高市への早期帰属を求める請願が横手台自治会から出され議会で採択された以降、平成15年の小学校建設中止決定、横手台自治会のまちづくり委員会による議論を経て温浴施設建設のための用途地域変更要望書提出の経緯と背景が解説されています。
 11月26日、同じく文化新聞に23日の集いに関して「温浴施設計画に疑問 3地区の住環境を考える集い 住民が意見を交わす」との記事が掲載され、温浴施設計画についての意見の対立が広く知れ渡ることになりました。
 12月6日に、「横手台・永田台・武蔵台の住環境を良くする会ニュース」第1号が発行されました。

総会開催

 12月21日に、「住環境を良くする会」の総会が開かれ、会則や市への質問など今後の活動方針が発起人を中心とする事務局から提案・討議され決定されました。特に日高市への質問に関しては詳細な検討が行われ、できるだけ早く提出するとの会員からの強い要望が出ました。
 これは、26日の文化新聞記事にあったように、市が議会の全員協議会(議案や案件を事前に議員全員に説明する場)で小学校建設中止を改めて報告したことから、何かの予兆ではないかという予測が出されたからです。
 また会員の質問に、専門的に厳密に追求していくことは必要だろうが、誰にも分かるような説明を心がけてほしいという声がありました。これは、非常に重要な指摘です。何人かの方からもこの指摘は受けており、全体的にどう捉えていくかに関して大いに反省すべき点でした。
 というのは、3者(自治会、西武、市)が一つの対象と目的(小学校用地の無償提供)を巡って、時間とともにそれを変更・変質させつつ、交換条件の設定へと変わっていく経緯は、ある程度の正確な言葉と言い回しを用いて丁寧に説明せざるを得ない、という事情がありました。まずは、準備段階からそこの所の解明と論証に力を尽くしてきて、広報的観点からの簡潔な分かり易さは後回しにされてきたことは事実でした。
 しかし、歴史的経緯の把握と問題を構造的に捉えることをしっかりと行ってきたことによって、市長への質問は漏れのない正確なものになったと思います。
 21日の総会の討議の結果を反映する修正を即日行い、翌日、各方面への会の設立のお知らせと日高市長への質問が発送されました。